組織イメージング

試料の電子化、解析、および共有

優れた柔軟性と、スマートでオールマイティーな走査ソリューションの融合。

スライド走査プラットフォーム Metafer によって、 MetaSystems はより大きな組織切片等の顕微鏡試料の電子化、解析、共有のための膨大なツールボックスを提供しています。高度なアルゴリズムを使用し、大きな画像の構成のための専用ソフトウェア(VSlide)を導入することで、スライドの高画質電子コピーの生成が可能です。そうした画像は、多焦点合成、細胞の位置に関する情報といったようなメタデータ、そして異なる情報源から入手された部分画像を提供できます。ユーザは、無償の閲覧ソフト(VSViewer)を使って、独自の注釈を付加したり、異なるカラー チャンネルを同じ画面上で仕分けて表示したり、コントラスト強調アルゴリズムを適用したりすることができます。Metafer に内蔵されているツールを用いて、ユーザは、マイクロアレイ コアを解釈したり、連続的に組織切片適合性検査を実施したりすることができます。Neon はワークフロー構成部を全て統合し、処理過程の進捗を追跡します。そして画像サーバ システム(VMD)は、画像をネットワークで共有したり、遠隔共同作業を行うために必要な全てのツールを提供したりします。

試料の電子化

VSlide は電動顕微鏡の強みと最先端の高品質な自動化イメージングを組み合わせます。このシステムは、倍率や対照モードの制約を受けることはありません。どのような顕微鏡機能をも活用でき、さまざまな手法をスマートな走査ワークフローと統合させることができます。Z スタックでさえ自動的に取得され、画像ファイルに保存されるため、ユーザはほぼ完全に電子化された試料のみに集中することができます。

Metafer を用いたイメージングは非常に簡単です。システムはバーコードラベルを自動的に読み込み、解釈して、コードで提供される情報をもとに走査を構成します。事前走査により、明視野、透過光、暗視野その他の対照方法による組織の検出が可能です。高解像度走査は、自動的にもしくは事前走査で取得された空間データをもとに、または選択された領域において研究者がインタラクティブに決定することで、追加することができます。

Metafer の擬似スライド画像は、システム走査が実施される間にその背景において自動的に生成されます。パラメータ セットは、使用されるカラー チャンネルと最終画像のファイル形式を定義します。元画像ファイルがシステムに維持されるため、別のパラメータを使用した新たな擬似スライドもいつでも再現することができます。Metafer では、独自の包括的な VSI 形式を含む、さまざまな出力ファイル形式を選択することができます。VSI 画像では、カラー チャンネルの情報や多焦点合成、注釈等を含む関連画像情報を全て維持することができます。VSI 画像は、汎用性のある閲覧ソフト(VSViewer)を使って読み取ることができます。画像への遠隔アクセスは、専用サーバ ソリューション(VMD)を用いて行うことができます。

VSI ファイルが一旦作成されると、最初に取得された画像タイルの全ての空間情報へのアクセスが維持されます。これにより、顕微鏡におけるどの試料領域の位置でも、正確に再配置することができます。また、後に異なる技術を用いて選択された領域を取得することも可能です。この独自の機能によって、スマートなワークフローを無制限に設定することができます。注目の領域(例えば H&E 切片の癌領域)は、閲覧ソフトを用いて簡単にマーキングすることができます。目標領域の一覧表が一旦出来上がると、これらはいつでも別の倍率や対照方法、または異なる走査パラメータで再び走査することができます。領域の選択は遠隔実施も可能で、例えば後の組織切片における同じ領域のイメージングの際、Metafer の組織適合性検査ツールは、領域を別の試料に移転させることを容易にします。

アシスタントが必要ですか?

閲覧ソフト

Metafer で作成された電子試料の閲覧用に開発された無償閲覧ソフト(VSViewer)は、画像データへのネットワーク アクセスがあるものであればどのような Windows パソコンにもインストールできます。簡素化された最先端のユーザ インタフェースにより、一般的な閲覧ツールは全て便利なツールバーで用意されていて、それらは隠したり、最小化したり、画面の端にスナップさせて閉じたり、デスクトップ上で自在に配置したりすることができます。旋回や拡大表示はマウスとマウス ホイールで行えます。

閲覧ソフトには、画像メタデータを表示するためのオプションが数多く用意されています。例えば、現在の Metafer 座標は画像上で格子として視覚化することができます。視界(FOV)の位置についても、単一カメラ画像の場合は画像に重ねて表示することができます。画面の下部に配置されているナビゲーション バーには、常に試料の現在位置に関する情報が提供されます。これには、現在の倍率、ズーム率、焦点レベル(現在の画像に多焦点合成が含まれる場合)、画面中央の Metafer 座標が含まれます。特定倍率や画像全体の閲覧、焦点レベルへのアクセスについては、クイック アクセス ボタンが用意されています。もちろん、画像全体や現在の切片を示すサムネールも、ナビゲーション バーに用意されています。

2つの注釈バーにより、目的の領域を容易にハイライト表示することができます。「走査領域」ツールバーは、試料の選択範囲内における次の走査を準備する際に使用します。目標領域を素早く選択すると、注釈ファイルが生成され、それをMetafer が直接読み込みます。「注釈」ツールバーは、画像への注釈および要素のハイライト表示に用いるツールを包括的に提供します。現在の画像が Metafer でのオブジェクト検索によるものである場合、検出されたオブジェクトをその元の周辺で視覚化して、取得した解析結果にもとづいてグループ化することも可能です。

画像ウィンドウは、4つまでの連動した分割ウィンドウで表示することができます。「チャンネル」ツールバーを使うことにより、異なる表示パラメータを各サブウィンドウに割り当てることができます。そのため、画像の同じ部分を異なるカラー チャンネル、重ね合わせ、コントラストで視覚化することができます。例えば後ほど取り込まれた組織切片からの2つの異なる画像を2つの閲覧ソフトで開き、連動した状態で旋回させたり拡大表示したりすることもできます。

どの視界も、標準的な画像ファイル形式(TIFF、JPG、BMP、GIF)で、スナップショットとしてエクスポートすることができます。スナップショットには、拡大定規、注釈、FOV 表示、そしてコメントまでを含む追加データが含まれる場合もあります。さらに、画像からの抽出要素もインタラクティブに、またはその座標情報に基づいて定義したり、別の画像として保存したりすることができます。

アシスタントが必要ですか?

組織解析

MetaSystems は、病理検査室におけるルーチン ワークフローに統合される ハイブリダイゼーションおよび画像ツールのシステムを設計しました。このシステムの核は、組織切片専用 DNA プローブと、柔軟性が高く頑健なスライド走査システムである革新的なプラットフォーム Metafer との組み合わせです。
MetaSystems プローブの XL シリーズは、座特異蛍光源位置プローブで、固体腫瘍(例えば ALK、EGFRHER2/new、MYC、その他多数)の組織 FISH 遺伝子増幅、検出、または移転を精査します。組織切片の解釈には、非常に強力な信号が役立ちます。Metafer 走査プラットフォームは、明視野や蛍光発光の擬似スライドを自動的に生成し、高解像度 FISH 画像を取得し、自動スコアを提供します。それには自動バーコード リーダーと800枚までのスライドを収納できる頑健なスライド フィーダーSlideFeeder x80 が装備されており、終日・連日モードで作動することができます。

  1. 第一ステップはデジタル明視野となります。例えば H&E スライドは、 Metafer が生成するものです。病理学者がデジタル スライドを呼び出し、FISH スコアを必要とする擬似スライドの癌領域を画面上で選択します。
  2. 次に (同じブロックの後続セクションから)FISH スライドが低倍率で走査され、全体像が生成されます。マーク付けされたデジタルl H&E 画像と横並びで表示することで、癌領域を簡単に FISH スライドへと移転することができます。
  3. Neon Metafer には、 FISH スライドの高倍率での自動画像取得を開始するために必要な情報が全て標準搭載されるようになりました。隔離された、または若干つながった状態の細胞核は自動的に分離され、スポット カウントされます。手動分割ツールは、接触している核を分離させるのに役立ち、細胞の解析対象数が達成されるまで即座に自動スコアリングが開始されます。個別の解析基準に適合するソフトウェア モジュールの設定は、簡単に行えます。例えば、解析対象の細胞の最低数を定義し、独立系リーダーの数も定義することもできます。
    組織切片の信号解析に関するさらなる情報についてはこちらへ
  4. システムによる最終的な総括では、病理学者に完全な概要が提供されますが、それにはスコアリング結果を含む細胞ギャラリーや解析された細胞を示す擬似 DAPI スライド、対応する H&E 擬似スライド等が含まれます。それぞれの細胞は組織切片に追跡して辿っていくことができ、その位置は事前選択された癌領域内で確認することができます。
  5. 最終結果は生データとしてエクスポートされ、後に外部ソフトウェアによる処理を実行したり、包括的なユーザ適合レポートにまとめたりすることができます。
アシスタントが必要ですか?

組織マイクロアレイ

プロセスの煩雑さ、試料の不足、そしてルーチンの臨床病理診断で必要となる試薬のコスト面での制約により、ハイスループットなソリューションへの期待が高まっています。組織マイクロアレイ(TMA)技術は、小さな細胞核を全て目的の領域にあるパラフィンに包埋された組織から取得し、アレイ形式で組み立てて、標準ガラス スライドに搭載して顕微鏡検査を実施することにより、こうした課題に対応するものです。これらの組織核はそれぞれ、独立した解析ケースに相当するものとなります。

試料の特殊な配置のため、TMA の自動化は次を考慮の上実施する必要があります:

  • 解析では TMA の一般的な配置を考慮する必要があります。
  • スライドの準備段階において発生する歪曲、回転、その他の空間異常は修正できるものとします。
  • それぞれの TMA 核はラベルにより明確に識別されるものとします。
  • 解析結果は分離可能なものとし、データはそれぞれ個別の核に割り当てられるものとします。

Metafer の走査機能、TMA 解析用の統合ツール、試料電子化ソフトウェアの独自の組み合わせにより、 MetaSystems は正確で簡単な自動 TMA 解析の完全なパッケージを提供します。組織マイクロアレイ(TMA)が一旦生成されると、その配置は列あたりの核数、アレイあたりの列数、そして核の直径や核の距離等で表現することができます。統合 Metafer TMA ツールでは、こうした値を使って、解析のベースとなる TMA マップ ファイルを生成することができます。さらに、各核にはそれぞれ特有の識別子を付加することができます。

低倍率の高速予備走査は、現在側のマップを生成するために使用します。予備走査の結果は TMA マップと並んで表示され、柔軟性のある格子を用いることによって、実際の画像をマップに適合させて空間異常を修正することができます。欠落、あるいは無効な核は、このインタフェースでマーキングすることができます。これらが確認されると TMA ツールがデータをそれぞれの核の正確な位置や核の識別子を含む位置リストに変換することができます。これでシステムは各核を移動する準備が整い、核画像を取得して解析します。イメージ スティッチング ソフトウェアが提供されている場合、核画像は背景に自動的に構成され、TMA 全体の総括画像が生成されます。

アシスタントが必要ですか?

遠隔イメージング

バーチャルマイクロスコープデータベース(VMD)は、ウェブ ベースの保存および共有ソリューションであり、試料画像を世界のほぼどこにでも提供できます。Metafer 走査プラットフォームとスライド電子化ソフトウェアとの組み合わせにより、顕微鏡スライドは簡単にウェブで提供できます。

サーバ ソリューションも、スライドまたはケースを識別する上で必要となる追加情報を保存します。そのため、メタデータは遠隔試料解析用に即提供可能になります。スライド画像は常にケースに割り当てられていますが、ケースにもメタデータのフィールドが含まれている場合があります。さらにスライド画像には、特定の特徴(例えばそれぞれの指定が割り当てられている TMA の核)をもつ部分画像が含まれている場合があります。

セカンドオピニオンが必要な場合には、内蔵されている会議ツールにより、遠隔地のクライアントと同じ画像を共有しながら打ち合わせを行うことができます。会議ホストの操作(例えば拡大、旋回、注釈の追加等)は、各参加者に直ちに時視覚化されます。現在のホストは必要に応じて他の参加者に制御権を譲渡することが可能なため、ネット上での効率的な打ち合わせが可能となります。

柔軟性があり、わかりやすいアクセス権限管理システムが最高のセキュリティを保証し、コンテンツは権限のある閲覧者に対してのみ視覚化されるようにします。アクセス権限はデータベース全体、または個別のケース、または選択された画像に対して提供されます。そのため、同じサーバを、無数のワークグループがお互いのデータに干渉することなく利用することが可能です。

デジタル スライド画像は大きな保存サイズである場合がよくあります。しかしVMD での表示においては、高度な表示アルゴリズムのおかげで画像サイズが影響を及ぼすようなことはありません。オンライン閲覧ソフトでは、現在関連のあるコンテンツのみ読み込み、ネットワーク上のトラフィックを最低限に抑えます。データを維持しているサーバ ハードウェアはどこにでも設置することができます。それは組織内に設置されているローカル サーバである場合もあれば、商用サーバ ファームや MetaSystems がホスティングするサーバである場合もあります。ソフトウェアにはスキンを適用して個別のロゴやカスタマイズされたカラーを載せることも可能であり、例えば大学や画像ライブラリといったような公共組織のソリューションの装飾を付加することも可能です。

MetaSystems には試験用の デモ サーバが用意されています。ログイン名ならびにパスワードには ms という文字列をご使用ください。

アシスタントが必要ですか?

Downloads