希事象

希事象の検出

顕微鏡スライド上での、特定ラベリングをされた希少オブジェクトの速やかで的確な検出。

自動スライド走査がとりわけ活用される2つの主な状況は、希事象の検出と、大量な細胞の統計的スコアリングです。母体血に含まれる胎児有核赤血球(fNRBCs)の検出は、非常に希少な事象で、他の例としては癌のステージングおよび治療モニタリング用の末梢循環腫瘍細胞(CTC)が挙げられます。希少細胞検出においては、迅速な対応が必要であることは言うまでもありません。Metafer の驚異的な速度のおかげで、目的の細胞が失われる内在的リスクをはらむ濃縮ステップは不要になります。

胎児細胞

胎児有核赤血球(fNRBCs)の母体血からの分離では、胎児に対して侵入性のある診断手順を実施することなく胎内遺伝子解析を実施することができます。そのような分離は、通常特定の抗体ラベリングおよび試料内の非常に希少な目的細胞の検出技術を必要とするものです。MetaSystems の中核機能である自動顕微検査は、 fNRBCs の検出が実現できる方法であることが示されました。MetaSystems では、希事象の速やかで的確な検出を可能にする高度なアルゴリズムを開発しています。

希少な胎児細胞の検出のために、Metafer は細胞の走査を毎秒数千回実施します。検出されたオブジェクトは、それぞれのスライド上の位置情報とギャラリー画像とともに保存されます。システムは、染色パターンにより希少な胎児細胞を検出します。走査は主に一次信号チャンネルで実施されます。輪状の、膜内抗体染色といった特定染色パターンは正確に同定されます。二次信号カラー チャンネルは、検出されたオブジェクトの確認に使用することができます。そして対比染色信号を使って細胞外破片から発見物を区別することが可能です。

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末梢循環腫瘍細胞

末梢循環腫瘍細胞(CTC)は、原発腫瘍から血液中またはリンパ系にはぐれた細胞で、循環により体内を巡っているものです。CTC は癌の遠隔臓器における増殖(メタフェーズ)であり、癌関連死因の大部分を占めるものです。CTC の検出が予後および治療上重要である可能性があることは、総意となっています。

希事象をより早く検出できる Metafer の能力は、CTC の検出における完璧なツールとなります。しかし、システムができることは細胞の定位だけではありません。検出されたそれぞれのオブジェクトは、 Metafer により、試料におけるその位置と関連付けられます。従って、検出された CTC のギャラリーは、後続走査の位置一覧に似たものでもあります。それゆえ、Metafer にがん細胞を再配置させて、FISH 信号解析といったさらなる自動化タスクを実施させることができます。この性能により、同定された細胞を徹底的に調査して、その起源に関するさらなる情報を得ることができます。

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